人気ブログランキング |
Top

楽しんでいます。
by kasime
最新のコメント
> kakitarouさ..
by kasime at 22:19
ヨスケさん、 初めまし..
by kasime at 03:03
初めまして。 ズマロン..
by ヨスケ at 16:03
> R100RSさん ..
by kasime at 16:23
> 川越さん そうです..
by kasime at 16:21
外部リンク
フォロー中のブログ
言 壺。
anon
Some Night &...
私の好きなもの
Souvenir~散歩写...
またあした
柚の木にかかる秋の虹
Never Being ...
Andere Seite
いつも心にホリックを
tks旅行記
blue in green
ひげメガネの写真日記
いただきもの
b - r o a d
anonia
アマルコルド
フィルムでのんびり
空、飛んでみる?
Contact&LINKS
■LINKS
のび日記
カテゴリ
全体
お知らせ
現像
つぶやき
買い方
今欲しくなったもの
日記
機材
写真
M9-P
M8
DP2
DP2M
DP3M
dp2Q
dp3Q
α7S
湿地帯
kasimepedia
危機的状況
このブログについて
ボディ
レンズ
フォトメンテナンスヤスダ
プリント
団地
フィルム
未分類
以前の記事
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
more...
最新のトラックバック
雪山を背景にて北杜市と韮..
from dezire_photo &..
奥日光
from To Hear the Fo..
色々
from Some Night & M..
検索
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
最新の記事
ライカレンズ
at 2019-05-17 22:49
AI Nikkor 50mm..
at 2019-04-21 19:59
f3.5というレンズ
at 2019-03-27 22:07
上総鶴舞駅
at 2019-03-14 00:03
NIKON SとNikkor..
at 2019-02-08 22:46
記事ランキング
冬の光
a0281778_17184544.jpg

DIII Hektor 5cm f2.5

朝、目が覚めると冷気が肩から入り込んで来た。
時計は8:20を指している。

寒さを諦めて、
カーテンを開けると、冬の柔らかい光が寝室にすうっと入って来る。
ぎらつきの少ない、冬の光は嫌いじゃない。

ぼんやりとした頭を洗面台に突っ込んで顔を洗う。
朝食を手早く摂った後、M8を手に取る。
今日、付いているレンズは75mm。
ぼうっと、何を撮ろうかと、部屋を見渡す。

数枚撮る。

macに取込んで現像する。

アップして終わった頃に携帯がけたたましく鳴る。

父の墓参りに行く事になっていたためで、
電話の向こうでは母が準備が出来た事を話している。

デニムを履き、厚手のセーターを選び、久しぶりに厚めの革のジャケットを着る。
玄関に向かい、鞄にカメラとフィルムが入っている事を確認する。

手に仏花を持つ。
お決まりの菊は少なめに。
華々しく作ってもらったものだ。

そして、最後に車のキーを探す。

ない。

見当たらない。

10分程探したが、見つからない。
諦めて合鍵で出発することにした。

外に出ると予想通り、寒い空気が体全体を覆って来る。
何枚着ても寒い気がした。

車のドアを開けて乗り込む。
日差しがあるため、車の室内の方が暖かい。

幹線道路に出ると思いの外、車が少なかった。
師走と言う感じがしない。

実家に着いて、母を迎い入れ、実家の近所の話など当たり障りの無い話をする。
話の途中、同級生達で早い者は高校生の子がいることに気づき、笑う。

寂しさにも同時に気づいてしまい、笑うしか無かった。

皆、幸せだといい。

墓前に立つと母は急に口数が増える。
最近、以前聞いた話を繰り返し話すようになっている。
そんな所から母の老いを感じている。

今日も在りし日の父の話をしていた。
何度も聞いた事のある話だけれど、頷くのは私の役割だ。

線香を上げ、手を合わせる。
暖かい陽が背中に当たって来る。

頬に当たる空気は冷気。

私は父に手を合わせるときはいつも謝っている。
それも私の義務だと思っている。

何故か私の母の周りの人々は夭逝した方が多いので、
近くにご近所さんのお墓が多くある。

ある方の墓前に立ち、
事前に用意した、もう1本の仏花を添える。

やはり、母は口数が増える。
この人はどんな人だった。
若くして亡くなった。
など、よく話す。そして、私は否定も肯定もせずに頷く。

車に戻り、キーを回す。
車がすうっと、駐車場から出る時に、
母が、父の墓の方を見て、「また、お彼岸だね。」と言った。

私は「そうだね」と一言だけ答えた。

ハンドルを握って、アクセルをゆっくりと踏み込み、
加速して行く車の中で私は想像する。

あと、3ヶ月。
その頃には私は変わっているのだろうかと。

これから、季節は春に向かって行く。
淡々と、だれも抵抗する事無く、抵抗する事も出来ずに。
by kasime | 2011-12-26 00:17 | 日記 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://kasime.exblog.jp/tb/19860062
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< さ、寒い。 TIARA IIの罠 >>