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陽が昇って来た。
カラスが3回挨拶代わりに鳴いた。 4時半。 夢に押しつぶされそうになり、目が覚めて。 どうしようもなく、Macを起動させてTVを点ける。 寒い。 何も見えない。 何も聞こえない。 何も頭に入って来ない。 ふと毎日見に行っているブログを読み始めたら全て読んでしまった。 久々の大ヒット。ホームランでない所がいい。 カーテンの隙間から灰色の光が差し込んで来る。 昼間の光は黄色。 夕方は赤色。 朝、早朝は灰色。 光の質が違うのだと思う。 誰にも触られていないからだと思う。 灰色の光を見ていたら、カメラを持って外に出てみるのもいいかも知れないと思い始めた。 こう言う時は絶対にバルナックだ。 バルナックは緩いカメラと考えられているのかも知れないけれど、 そんなことはない。 シャッタースピード、絞り、ピント。 完璧なカメラ。 「この一台でいいんじゃん」と思うこともある。 レンズもElmarがついていれば何でも撮れる気がする。 「これ1本でいいじゃん」と思うこともある。 初めてのライカをすすめるならやはりバルナックにElmar5cmだ。 特に戦前のバルナックね。 だって、こんな私が一番長く使っているライカだから。 ん?説得力ない?私が3年も使っているのだから間違いない。 これ1台、1本にしてやろうかと他のMライカにささやくと、 機嫌を損ねそうで怖いので言わない。 今年93歳のユキばあちゃんがあんなに元気なら、 今年76歳のバルナックには当然、もっと頑張ってもらわないと。 その半分位の私はもっと頑張らないと。 さて、着替えて、フィルムをはさみで切るか。
by kasime
| 2010-01-15 07:29
| 日記
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