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石川光陽と戦争
昨晩、東京大空襲の写真を撮った、
石川光陽の番組を見た。
彼の使った、カメラはライカDIIIにElmar5cm
彼がドラマの中で「濃淡が良く出てね、云々・・・」という、
台詞があったが、カメラ好きなんだなぁと。

当時家一軒が3000円のころ、DIIIは2000円だったそうだ。
フィルムも暗箱で手で入れていた。
ピント合わせのファインダーと、
フレーミングのファインダーもきちんと表現されていた。
かつ、シャッター音もDIIIの音だった。
これには驚いた。
(てっきり、一眼レフのカシャッ!とかさせちゃうの?とか気にしていたバカです。笑)
本人が構えている姿はさまになっているし、
それに、彼の役を演じた、中村・・・忘れた・・・は、
バルナックの巻き上げもしっかりしていたし、
構えもしっかりとしていた。
かなり、こだわって制作されたのかなと。

そして、
映し出された、写真は遺体。
拝みながら、シャッターを切ったという。

自分にはとてもシャッターは切れない。

でも、平和な今、私は平和で普通な写真を撮り続ける事に喜びを見いだした気がした。

そして、戦後すぐにGHQにネガを接収されそうになったが、渡さなかった。
その現存しているネガはしっかり、DIIIに入る、
『アンダーパーフォレーション』が入っていた。
戦後、自宅の庭に埋めた、そのネガは今、遺族が保管している。

が、最後に一番やってはいけないことを番組はした。

石川の撮った写真を、遺体の写った写真を、
東京大空襲を行った、
アメリカのパイロット、爆撃手に見せたのだ。
子供が焼きこげた遺体の写真を見て、
目をまっ赤にして、「子供・・・」と元米兵の老人は話す。
辛かった。そして、最低だった。
これで、また、苦しみが増える。

私個人の意見では、「被害者意識の偽善」だ。

アメリカのパイロットも命がけだ。
日本上空で撃墜されて、パラシュートで命からがら茨城で着地したが、
集まった群衆にリンチをうけた。

現代でも同様だ。ソマリアでは米兵の遺体を民衆が引きづり回した。

そして、捕虜になり、裸にさせられ、動物園のおりの中に入れられて、
見せしめにされた。「生涯で一番の屈辱だった」と。
戦後、精神を病んで入院もしたという。

その後も苦しんだ末、来日し、毎年、
東京の「東京大空襲・戦災資料センター」に200ドルを寄付して続けている。

卑怯だ。
自分の落とした爆弾で死人が出る事を知っているが、
命令で、戦争を行ったのだ。
それを、自分が爆弾を落としたために死んだ、
遺体の写真を特に、子供の写真を見せるなんて、日本がやるべき事でない。
それを見せて、苦しむ元米兵を、見たいのか。報復的だ。

以前、原爆被害者が、原爆を投下した元米兵に謝罪して欲しいと、
遺体の写った写真を見せて、詰め寄っていたが、
絶対に謝罪はできないと真っ赤な顔をして、断ると言っていた。
当たり前だ。逆ならどうする。

絶対に溝は埋まらない。

が、交流は出来る。
許す許さないではない。

被害者、加害者と言う概念が、戦争においてはおかしい。
アメリカが敗戦国にだったら、逆だ。

戦争だ。

当事者に良いも悪いもない。(無論、イラクの収容所での米兵の件などは論外)
生きるか死ぬかだ。

映画『プライベートライアン』でも米兵は降伏した独兵を殺している。

政治においての正義はあっても、
戦場に正義はないと思う。

戦争は政治行為の一つ。
国際法にも認められている、正当行為だ。

だが、戦争は絶対に反対。

ちなみにこの民間人虐殺とも、国際法を無視したとも言える、
そして無差別爆撃作戦を指揮した、カーチス・ルメイ少将は、
戦後、日本より、
航空自衛隊の育成に貢献したとの理由で『勲一等旭日章』を授与されている。

また、Wikipediaにおいては、石川光陽のページは削除される予定。

>>

私の家の側の古い民家が潰されていっている。
その家には、『戦没者殊勲遺族』と貼ってあった。

ご挨拶が出来ず、後悔している。
何度か、伺ったのだが、玄関が開いていても返事はなかった。

そんな、同胞としての日本人が亡くなった事に対して、
とても悲しいと思う。
そして、今後、そんなことが起こらないように努力をすべきだ。

私は戦争を知らない、平和バカだ。
だからこそ、戦争経験に耳を傾け、そして目を背けてはならないと思う。
知る努力をしなければ。
by kasime | 2008-03-11 21:30 | つぶやき | Trackback | Comments(0)
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