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ライカでフナバシ散歩。
今日は大忙しでした。
そして、今までで一番充実した一日でもありました。
すごーく、長文です。

まず、前原団地そばを歩きました。
すると、先日の(10月30日エントリーの)
お花屋さんがオープンしていました!
早速、ご挨拶がてら寄りました。

「こんにちは」
とお店に入ると、
店内にお二人いた女性のうち、お一人が以前にいらした女性でした。

あ、という顔をされ、
「先日のシャッターをペンキで塗られていたときにお声をかけさせていただいたものです」
と、DIIIを指差す。

笑顔で、「ええ〜、はい。あの時は〜」ともう一人の女性に説明していた。
もう一人の女性は「そうなんだー」と。
「いつ、オープンされたのですか?」
「11日なんです。」
「そうなんですかー。つい最近ですね。」
「そうなんです〜。」
「あの、あのときご一緒にペンキを塗っていらした女性は?・・・」と尋ねると、
「はい、あの人はお友達で手伝ってもらっているんです。今日も別のこの方です」
と笑顔で答えてくださる。

「そうなんですか、では、3人でされているのですか?」
「いえ、基本的に私、1人なんです」
「えー、すごいですね〜、是非、がんばって欲しいです。」
「いえいえ、いつつぶれるかって、ははは」、とお話をしながら、

早速、実家用にシクラメンと、自宅用に鉢植えを買う。
選んでいると、結構、売り切れている。すごいなー。
ほんと、すごい。

もう一人の方に、「これって、脱サラ?」って言われて、笑っていたが、
まさに。すごすぎる。見習いたいし、尊敬するなぁ。

お代を支払うと、
店先で、
「ほんとにありがとうございます〜」と挨拶してくださった。
「いえいえ、先日は突然にお声かけてすみませんでした。」
「あ、あのときの写真って、あるんですか?」

え?まさか、ここでそういわれるとは・・・。
「すみません、まだ、プリントしていないんです。」
「そうですか〜、もしよかったら飾らしていただきたいのですが・・・」

マジですか!?
「えー、そんな、上手に撮れてませんよー」
「いえいえ、よかったらお願いしますー。」
「わかりました!次回来るときまでにプリントしてきます。」

嗚呼、自宅でプリントできたら・・・。くやしー。
と、お話を終え、ご挨拶してシクラメンを届けに実家へ。
実家に届けた後、現在の状況報告をする。

家をあとにして、実家そばをパチパチ撮る。
私が小さい頃、遊んだ公園で子供たちと、親御さんたちがいたので、
お声をかけると、ここのマンションには住んでいないそうで。

実はここで生まれ育ったんですと伝えると、
「えー、ほんとうですか!」とお母さんたち。
子供たちも、
「えー、お兄さん(と言ったと思いたい。笑)もここで遊んだのー?」

しゃがんで、
「うん、ここで、野球とかしたよ。あそこの垣根を越えるとホームランだったの。」
と答える。
不思議そうな顔している。
「ふーん。お母さん聞いたー?」
「うん、ここで、ずっと遊んでいたんだって。」
若い親御さんたちが住んでいないということは、
高齢化か。

そして、「じゃねー」といい、後にした。
「じゃねー」と子供たち。
お母様たちに「失礼します」というと、
「あ、いえ、こちらこそ〜」とお母さんたち。
数枚、公園を撮る。

ここは写真で残しておきたかった。
ふと、公園内を見回すと、
高校生の時、初めて彼女が出来て緊張してかけた公衆電話BOXがまだあった!
それも撮ったり。笑
あのときの彼女も今はいいお母さんになっているだろうなぁとか思ったり。

思い立って、歩いて、駅までいくことにした。
歩いて1時間はかからない。
裏道で進む。
懐かしいところもあれば、こんなに変わったんだというところも。
銭湯が無くなっていた。ご時世かな。

そして、進んで行く・・・。神社の森を抜けると、
私が通っていた、幼稚園の近くだ。

行くか!
細い脇道を入る。
懐かしい、ここに帰りの送迎バスを待ったっけ。
園内は園児とお母さんでいっぱいだ。

正面突破。笑
そして、窓口に赴き、出てきた4~50歳ぐらいのメガネをかけた、
女性の先生が対応してくださった。

もしかして・・・。と、よぎった。
その方に、「あの、私、ここの卒園したものです。」
「えー!そうなの?あ、お名前は?」
伝える。
「あ!やっぱり!覚えてますよ!」
「あ!やっぱり、S先生ですか?」
「そうです!ああ、覚えてますよ、覚えてるよ!」

と、思わぬご対面!
ああ、20歳代の先生だったのが今はプラス30です。ははは。
でも、変わらない、見た瞬間、もしかしてと思った。
年少組で初めて登園日に泣き叫んだ、私である。笑
その時の担任の先生だ。

ああ、懐かしいー。
先生も喜んでくれて、今いる先生たちに
「卒園した方よ〜」と話してくれた。
「あ、どもども。」
若い、綺麗な先生ばっかりで、どぎまぎ。笑
「いつの方なんですか?」と一人の先生がS先生に聞くと、
「えーっとどれぐらい前?」
私、「30年ぐらい前ですね、ははは」
「そうね、そうよね。」
「えー、本当ですか!」とみなさん、驚いていた。
そりゃそうか。

是非、園内を見て行ってと言っていただき、
早速、一周させていただく。
下駄箱も変わっていない。
そこで思い出した!
「私、竹組、桃組でした!思い出しました!」
「そう、竹、桃組さんだったよね〜」
「そうです、そうです!」
「だと、ここかな〜」
とある教室に入ったら、
あの時と変わらない。今となっては狭く感じる教室。
その古い床には夕日が差し込んできていた。
棚も変わらない。

「あ、お道具箱ですねー、これも変わってない!」
「あのときと一緒よー、ほとんど変わってないから。」
私も、その棚に手を置きながら、感触を確かめる。ざらっとしていて、
懐かしい。
ここ、当時、触れたかな。背丈からして触れない高さだったかな?
「ですよねー。私は泣き虫だったから、よくここで着替えながら泣いてましたよー」
「そうだったわねー、段々思い出してきましたよ。」
「私もです。」

何もかも変わっていなかった。
床。私のときはもっと、光っていたか。でも間違いない。
放送用のスピーカー。もっと、高い所にあったと思った。
薄暗い、トイレ。もっと、怖い所だったはず。
手洗い場。こんなに低かったっけとか。
ホールも見た。
変わらないよ。ほんと、ここで学芸会とかしたよな。
壇上からホールを見ると、記憶と違う。
しゃがんでみた。



これだ。高さだ。
先生も、「小さい子だったからね、〜君は。」
それから、職員室に招かれ、お茶まで出していただく。

肝油ドロップの話。
泣きながら、プールに入った話。泳げませんでした。笑
こまごまとした、話。
ひまわりの種をくすねて食べていたこと。
先生たちは大笑いしていた。
「そんなことしてたの?今の子はしないわー。」

全て、かみ合った。
タイムスリップしたようだと感じるものかと思ったが、
そうでもない。
自分の存在を証明してくれた感じ。
記憶や思い出は自分の過去の今の存在を証明してくれる。

当時の通園バスの運転手さんともお会いできた。
老けてたー。笑
「だって、俺、当時20代だもん、わはは」とおっちゃんになっていた。笑

小一時間ほど、お邪魔したので、そろそろというところで、
「あの、折角なので、先生の写真を撮っても良いですか?」
快諾。

もう一人のS先生と同じぐらいの先生が、
「私が二人を撮ってあげるわ」
え?ライカですよ、しかも、バルナックですよ。
と渡して、思っていたのもつかの間、
「これ、ライカ?」と思わぬ言葉が!
「え?はい。ご存知で?」
「うん、私の娘があなたの一つ上なんだけれど、もちろん、ここに通っていたわよ〜。
この前、ボーナスでライカ買ったの。
現像から、プリントまでしているの。カーテンにテープ貼ってるわよ。」と笑顔。
「こんな感じで。」とバットに入れて、揺する仕草をしている。

うわ、本物だわ。
うはー、こんな所にもいた、ライカ患者。笑

「でも、これ少し違うわね。」
「あ、少し古いライカなんです。」
「そうなのー」
露出は合わせた。
ピントも一応、合わせて、渡す、
「ピント合わせはいかがですか?」
と尋ねると、流石にM型と違うから無理だろうと思っていると、
「うーん。これは・・・でも、大丈夫合っているわ」と。(ホントですか?先生。笑)

まず、私が、S先生を何枚か撮る。
ファインダーのなかには、S先生の笑顔があった。
この気持ちなんと表現したらいいのか。
自分のために撮っている。
ここにいたことを証明するために。
そして、陳腐かもしれないが、「記念」に。

その後、もう一人の先生に渡し、二人で撮ってもらう。
危うそうに、DIIIを持っている。
「あれ、こんな狭くて、二人が入ってなくてもいいの?」という、至極当然な質問が。
横のファインダーを伝えると。
納得。

「ピントは大丈夫だと思うわ、じゃー、いくわよー。」
夕日の差し込んでいる、静かな職員室に、
ぎこちない手つきで、シャッターボタンに手が伸びる、
その直後、「シュタン」と独特の1/20が切れた音がする。
「もう一枚ね。あれ?どうやって、巻くの?」至極当然な質問、その2。
説明する。
「あー、そうなんだ。娘のとは違うわねー。」
巻き上げて行く。

「じゃあ、行くわよ〜。わー、ピント合っているかなー。」
なんだか、楽しくて、そんなことどうでも良くなってきた。
となりに、S先生が座っている。こんな日が来るとは。
シュタンと音がする。

「いいわねー、音が。優しいわね。」とS先生。
「そうねー。ウチにあるのとは少し違うわね。レバーみたいのも無いし。
でも、ライカは人を撮ったらいいわよね。」
まさか、ここでライカ談義になるとは。笑

そんなこんなで、帰り際に、
「是非、また来てね」と仰っていただき、
ご挨拶をして、幼稚園を後にする。
園庭を何枚か撮る。
懐かしい。あの鉄棒。
懐かしい、あの木。

遊具が変わっていたが、何もかも変わっていないと思えた。
でも、確かに私はここにいた。
そして、ここにいたから、今の私がここにいる。

まだ、終わりません。笑

てくてく歩いて、船橋駅を目指す。
船橋市場を抜ける。

近くの海老川を撮る、やけに静かで、以前の汚さがない。
市立船橋高校の陸上部が走っていたので、流し撮りの練習に。

さらに道を歩いていると、
途中、いきなり立ち止まり、じーっと、カメラ目線のワンコ、現る。

連れていた、おじさんが、笑って、
「ほら、撮ってくれるって」と立ち止まってくれた。
「あ、すみませーん。」といい、一枚。
ワンコに「カメラ目線、ありがと〜」といい、
おじさんに「ありがとうございました」と、お礼を言うと、
「いつもはカメラ向けられると、嫌がるんだけれどね〜、ははは」と。
へ?そうなんだー。
なんだか、嬉しい。

そして、私が大学生まで使っていた、駐輪場を撮った。
すると、待合室から、おじさんが出てきたので、
50代後半だろうか。でも、制服に「シルバー人材」と書いてあった。
ので、60以上か。

金網越しに、
私、「すみません。勝手に撮ってしまって。」
「いえいえ、駐輪場?撮っているの?」
「あ、はい、私ここ使っていたんです。10年ぐらい前まで。」
「えー、そうなの?私はここまだ、一年だから。じゃあ、こちらに住んでいるの?」
「あ、はい、今は都内です。それまでは生まれと育ちは船橋です。」
「あ、そうなのー。」
「はい、今も海老川を抜けて来たんです。」
「ああ、あそこも綺麗になったでしょう。」
「ええ、驚きました〜。」
「浄水場作ったみたいだよ。下水関係の税金が上がっちゃってねー。」
「そうなんですか、私、よく釣りしました〜」
「そうだよね〜、みんな釣りとかしていたよね。」
「船橋も変わりましたね。大きなマンションが建ったり。」
と後ろの駅徒歩0分(駅のコンコースとつながっている)の
高層マンションが見えたので指差す。
「うん、でも、人口はあなたがいた頃と変わらないと思うよ。」
「60万ぐらいですか?」

制服の後ろに手を組んで、少し寒そうに肩をすぼめて、足を揺らしている。
「うん、そうだろうね」と。
時間。寒さ。
「いやー、色々お話しできて良かったです〜」
「いやいや。」
「よかったら、一枚よろしいですか?」
「お、いいよ。」快諾!
露出厳しい〜1/8だよ。こう言う日に限って、DIII&Elmar。笑
しかも、外付けファインダーなし。笑笑

ピントを合わせ、ボディ内のファインダーを覗く。
うはー、いい顔してる。さいこーです。
シャタンと切れる。
「ありがとうございました〜、とても楽しかったです。」
「いやいや、どうもね。」

と後にする、そして町並みを撮っていて気づく・・・。
1/20で撮っていた・・・。
しまった!スローシャッターを回さなかった!
5秒悩んで、踵を返す。
走る。電車の高架下を走る。

いた!
「すみません。」と、声をかけると、
?と顔をしている。
「あの、操作を間違えてしまって・・・。もしよろしかったら、もう一枚よろしいですか?」
「ああ、そうなの?なんだ、いいよー。」
すると、今度はポーズを取ってくれた。すっと、背筋を伸ばしてくれた気がする。
「この辺でいい?」
「あ、はい、ありがとうございます!」
と、慎重にピントを合わせ、露出を合わせ直したのを数枚、
開いたのを、一枚。

丁寧に、挨拶をすると、
「はいはい、ありがとう」と。
戻って良かった〜。

船橋駅に着いて、
電車の中で色々考えた。
と、自分の中である結論に達する。
それは、また、近日中に実行します。

とにかく、人と話すのが楽しい。
そして、許可が得られれば、写真を撮らせてもらう。
リアルな、現実の生活を撮る。
これが目的かも。
そして、リアルな世界に身を置く。

今日は、そんなこんなで二本だけ。
疲れたので、明日以降に現像します。
しかし、楽しかったなー。
よかった、カメラやっていて。

長文おつきあいありがとうございました!
by kasime | 2007-11-14 00:13 | 日記 | Trackback | Comments(2)
Commented by Taro at 2013-01-26 08:39 x
自分が通った保育所に行ってみたくなりました。
でも、もう無いんですよね~…
今も同じ名前の保育所はありますが、移転をしてしまって、もう私の居た頃の保育所とは別の物になってしまってます。
それを考えると、自分が居た環境がどんどん変わって行くのは寂しいものですね。
変わらないというのは難しいことなのかしれませんね。
Commented by kasime at 2013-01-27 22:48
Taroさん、
ホント、行ってみて良かったです。
実際、先生がいないかも知れませんし、
Taroさんのように保育所も無い場合もあるかも知れませんが、
その場所に行ってみる価値はあると思います。
通学路の雰囲気とか、ここで遊んだなぁとか、
これぐらいの年になっても忘れずに覚えているものも結構あるんだなって思いました。
変化しないわけにはいかないのかも知れませんが、
変わらずにやっていく事の難しさは本当にありますね。
実は私の高校はもうなくなりました。(特別支援学校になりました。)
それでも、校舎は残っているので見学に行きたいなぁと思っています。
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