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バルナック接写、バルナック再考。
バルナック接写、バルナック再考。_a0281778_15255329.jpg

DIII Summar5cm f2 with NOOKY HESUM

今日の朝散歩ではISO800のカラーネガを詰めて、
バルナックで「夏レンズ」のヘクトール2.8cmを付けて撮ったのだけれど、
広角なのに寄れない。最短1mぐらい。

そこで、思い出したのは「バルナックで接写。」

はっきり言って無茶である。
酔狂もいいところである。

初めてバルナックライカでピント合わせをお店でさせてもらった時の、
私の第一声は、「これ、まだ使えるカメラなんですか?」である。
それぐらい、M型と比にならない位、ピント合わせに苦労した。

それを最短50cmぐらいまで寄ろうと言うのだ。
それほど、ライツが近距離撮影にコンプレックスを抱いていたのか。

必要なものはNOOKYと呼ばれる、接写アダプター。
M型で言う、SOMKYに似ている。

私は「フィルムが余った時」等に室内で花とかを撮るのに使っている。

このNOOKYだが、これが種類が多いのだ。

まず、
NOOKY
これは、elmarの5cm用。これしか付かない。

次に
NOOKY-HESUM
これはHektor5cm、Summar5cm、Summitar5cm用。

このNOOKY-HESUMは二種類ある。
IIIa以前(=III、II)用とIIIb以後で、二種類存在する。
私のバルナックはIII型なので、前者であるのだけれど、
知らなかった私はどうも撮りづらいと思っていたら、
後者を買ってしまい、パララクス補正が上手くいかなかったのだ。

もう一度お店に行って、「二種類あるみたいです」と言うと、
老舗のお店の方でも、「知らなかったです・・・」と驚いていた。
で、よーく見させてもらうと、確かに違いがある。

よーく見ると、パララクス補正の窓の大きさに差があるのだ。
あと、レンズをはめ込むリングに書いてある「対応レンズ」の銘柄に違いがあるのだ。

前者はHektor5cm、Summar5cmと書いてある。
後者はそれに足して、Summitar5cmと3つ書いていあるのだ。

つまり、IIIb以降に出た、Summitarに対応させましたと言う、
ライツの良心なのである。(いやー、かっこいい事書いちゃった。本出そうかな。)

IIIbからファインダーの大きさに違いが出て来たためだと思うけれど、
当時のライツのマイスター達は、
こんな小さなものが70年以上経った、
今の21世紀まで使われているとは思ってもいなかっただろうから、
その当時、使いやすいように作ったのだろうと思う。

IIIb以降を買って、このNOOKYを使いたかったら、後期を買えということなのだ。
良心というより、完全に改良。その場しのぎ?いやいや、恐らく今でも言うけれど、
「最新のライカが最良のライカ」だと言うことか。

いやはや。

で、最後にあと一つ。
SOOKY
これはSummicorn5cmのLマウント用。
やってくれました、ライツ。
これは私は買いませんよー。もう、変態になっちゃうから。

大体、レンジファインダーを使って、
f2開放で45cmあたりの花にピントを合わせること自体が変態なのである。

しかも、バルナックでピントを合わせるのである。
酷い・・・。こんな仕打ちを受けるなんて。
酷過ぎるわ、オスカー。

M型のSOMKYでもこんなに苦労しているのに・・・。

ま、バルナック故、ま、どっかピント合ってるでしょ?
良いでしょ?みたいな。

しかし、バルナックライカってよくよく考えると、完璧なカメラじゃないか。

まず、小型であること。(オスカーさん、体が弱かったからね。)
普通に写る。(当たり前。)コシナのスクリューマウントのレンズを使ったら、
凄まじい写りになること請け合い。
ので、21mmから135mmまで(もっとあったっけ?)レンズ交換できます。
NOOKYで接写できます。
その気になればフラッシュも焚けます。

M型で充分というか、カメラって何?って考えてみたい人、
一度バルナックのジャングルに入ってみませんか?

必要十分過ぎるカメラで、
ブレッソン、ロバート・フランクもこれで撮っていたんだから。
なんか文句あるか?って。

なんか、バルナックにフィルムを詰める時に、ハサミでフィルムを切っていると、
うきうきして来るのだ。

ぽぽぽーんって。

いや、のほほんって。

マイスターの雰囲気を味わいたい方はIIIa。
バルナックって何?と言う方はIIIf。
by kasime | 2011-08-06 23:10 | ボディ | Trackback | Comments(0)
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