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APSフィルム終了
APSフィルム終了_a0281778_1949452.jpg

M3 Xenon5cm f1.5

先日、フジがAPSフィルムの生産を終了することを発表した。

「APSフィルム」と言われて、ピンと来る人は案外少ないかも知れない。
"Advanced Photo System"の略じゃなかったっけ?
要は便利なフィルムですよってところ?

このブログを読みに来ている人で生まれが7~80年代までの人は知っているか。

一番の売りは「ボディの小型化」じゃなかっただろうか。

もう、新しい物好きの私は「IXY」が欲しかった。
(吉高由里子かわいいなー。「イクシー持ってイクシー!」)
でも、高かった記憶がある。4万ぐらいしたんじゃないか?

当時大学を卒業して、資格を取るための専門学校に通い始めた時に、
クラスメイトのキレイでオシャレな女の子が使っているのを見て、更に欲しくなった。
僕もあれを持ったら、あんな風にオシャレになれるんだと、幻想を抱いた。
動機が不純で分かりやすい自分。(好きだ。)

手にしてみると、ほんと、小さい。
いくらコンパクトフィルムカメラが小さくても、
あれには敵わない。

だって、CMで江角マキコが首からぶら下げてアクセサリーみたく見える。
(若干江角マキコがでかいと噂もあるが、それを言ってはいけない。)
コピーは「IXYを着よう」だ。1999年。

今でこそ、「ネックストラップ」ってチェーンみたいなのが普通にあるけれど、
当時IXYに付いていたネックストラップは驚いた。
これでカメラをぶら下げるのかよって。
すごい心許ない感じがした。

早速、気分は江角マキコ。首からぶら下げてみた。

首からぶら下げた時点で不安はあったのだけれど、
これが今の流行の最先端だぜと都会を風を切って歩いた。(脚色有り。)

しかし、ガリガリの私には無理だった。
ぶら下げると、ごっごっと、小さなIXYが胸骨にぶつかり凶器と化した。
更に当たりどころが悪いと、みぞおちにぶつかり、おえってなってしまう。

IXYの小ささが災いし、圧力が増し、刺すような感じになった。
一点集中型とでも呼ぼうか。なんのアドバンスだと。
殺傷能力を高めてどうすると。

でかい一眼レフだとそうはならないだろう。

ぶつからない様に静々と腰を曲げずに膝を使って歩く姿はさながらゾンビ。
痩せているから、猫背になって更に、見た目不快度倍。
ごめん、江角さん。

結局、リストストラップをつけた。

取り扱いは普通のフィルムカメラと同じでフィルムをポンと入れて、
閉めれば自動的に巻き上げて行く。

で、何が普通のフィルムより優れているのかと言うと、
現像時インデックスがあって、ネガのようなものがないのだ。
「インデックスから焼き増しを選ぶ。」これが画期的だった様に思う。
これに倣って、135版もインデックスを作り始めたんじゃないか?

現像後フィルムごと戻って来て、「決してフィルムを捨てないで下さい」と書いてある。
カートリッジが焼き増しに必要なのだ。
絶対に捨てた人いるはずだ。捨てた経験のある人一歩前へ。
そのカートリッジを持参し、専用の書き込み用紙に焼き増しのコマを書き込んで行く。

これが優れた点だったと思うのだけれど、今書くと全く優れていないな。

カートリッジはネガ見たく折り畳めないから、結構かさばる。
当時はアルバムや現像済みのお店で渡してくれる袋にAPSフィルム専用の、
「カートリッジ入れ」の部分があったことも覚えている。

結局、なーんだ、「普通のカメラと写りは変わらないじゃん。」
「高いだけじゃん。現像も。」とそっぽを向かれたのだろう。
2000年当時、観光地で撮っていたら、
遠巻きに「あれ、最近出た、デジカメだよ。」と言われる始末だった。

その思い出のIXYは、まだ、手元にある。
キタムラとかで買い替えの時に持参すると、
3000円引きになると言うことに備えて、持っていたのだ。
これまた、動機が不純。

APSフィルム、最後に使ってみようか。
そして、セブンイレブンのバイトの女の子を凍らせてみようか。
けけけ。(変態)

なーんか、思い出すと青春の香りがするカメラだな。そして胸の痛みも。
by kasime | 2011-07-10 05:48 | 機材 | Trackback | Comments(0)
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