最新のコメント
外部リンク
フォロー中のブログ
言 壺。anon Some Night &... 私の好きなもの Souvenir~散歩写... またあした 柚の木にかかる秋の虹 Never Being ... Andere Seite いつも心にホリックを tks旅行記 blue in green ひげメガネの写真日記 いただきもの anonia フィルムでのんびり 空、飛んでみる? カテゴリ
全体お知らせ 現像 つぶやき 買い方 今欲しくなったもの 日記 機材 写真 M9-P M8 DP2 DP2M DP3M dp2Q dp3Q α7S 湿地帯 kasimepedia 危機的状況 このブログについて ボディ レンズ フォトメンテナンスヤスダ プリント 団地 フィルム MMTYP246 未分類 以前の記事
2023年 12月2023年 08月 2023年 02月 2022年 03月 2021年 12月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 06月 2020年 07月 2020年 06月 more... 最新のトラックバック
検索
ブログパーツ
最新の記事
記事ランキング
|
僕は50mmのレンズを持っている。そこそこ持っている。
その中でもf1.4のズミルクスというレンズが一番明るいレンズで、 それはそれはとても素敵な写りを楽しませてくれて、全く不満は無い。 ライカに付けられるレンズで、 開放値がf1という、「ノクチルクス」という、とても素敵なレンズがある。 何でも"Noctilux"のNoctは「夜」と言う意味の接頭語ということらしい。 そのエピソードだけでも充分、買う理由に値するんじゃないかな。 だって、そうだろ? レンズの名前に「夜」という言葉を入れるなんて、なんてロマンチストなんだ。 きっとそのレンズに名前を付けた人は、科学者なのに、文学的で、哲学的で、 情緒教育をしっかりされて来た人に違いない。 しかも恐らくカナダでだ。 でも、僕にはそのロマンの対価へのお金はない。 あったとしても、僕はそんなロマンチストじゃない。 リアリストなんだ。 僕は夜な夜なパソコンのモニターを眺め、 価格の動きを見続け、ついに決心をした。 それは僕の手元にやって来た。 日が暮れようとし始めている、夕方に。 とてもとても冷たくなって。 フードも手配して、同じ日に届いた。 僕はすぐにでも開封して見たいのを堪えて、 室温に慣らしてから、開封した。 結露から守るためだ。 手に取ってみる。 ずしりと重く感じるかと思ったが、それほどでもなかった。 根元のねじ切りされている所にアダプターをするすると付ける。 レンズをライカにかちりと付ける。 重みを感じる。 僕はライカにモノクロフィルムを入れて、 適当なものはないか、部屋を見回す。 部屋の片隅に植物があった。それに決める。 絞りを開放にして、ピントリングを最短にする。 シャッタースピードのダイヤルを1/125に合わせる。 そして僕は徐にファインダーを覗く。 赤色のLEDの右側が光っている。 僕は左手でライカを持ち、ファンダーを覗いたまま、 右手の指でボディ上部のシャッターダイヤルを1/250にする。 赤いLEDが両方とも点灯する。 ピント合わせに身体を前後にゆらす。 人差し指に少しだけ力を込める。 かちゃ。 誰もいない部屋にシャッター音だけが鳴り響いた。 僕は数枚、室内で最短、開放を撮り、そのまま外へ出ることにした。 ドアを開けると、すうっと冷気が僕の頬を撫でる。 ・・・。 はいっ! 終了!パン!パン!撤収、撤収。 ノクチではありませんでした! というか、ノクチは買えません! あれはちょっと今、相場が高過ぎです。 いくら、私がカシメと言えども、ムリ。 柔らかな写りで好きです。 是非、プリントしてみたいです。 M6 canon50mm f1.2 (TX)
by kasime
| 2010-11-25 01:36
| つぶやき
|
Trackback
|
Comments(0)
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||